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DVキャプチャからAVI作成まで
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*キャプチャー
ビデオから映像をPCに取り込むのに、''IEEE1394''を使います。別名、i.LinkとかFireWireとかいいます。DV出力のある映像機器に接続して映像を取り込みます。
DV機器から取り込んだ動画ファイルはAVI2.0となります。
およそ30分で6ギガバイトのファイルになりますから、
NTFSのドライブにキャプチャしましょう。
DV形式のaviはType1とType2の2種類あります。
AviutlなどのようにType2しか読み込めないツールもあります。
**ボード付属のツール
RATOCのIEEE1394ボードに付属している「DVキャプチャ」は、Type1で取り込むようです。
**ふぬああ
hunuaaCapはType2でキャプることができると書いてありますが、Type2で録画してもAviUtlで読めませんでした。原因は不明です。
-ふぬああの設定
--デバイス
---ビデオデバイス:「Microsoft DV Camera and VCR」
---オーディオデバイス:「None」
---キャプチャ時のビデオ:「有+プレビュー無」
---キャプチャ時のオーディオ:「有+プレビュー無」
---Type-2にチェックを入れる
---画面サイズを720x480
--コンプレッサ
---ビデオ・オーディオ共に「None」
---注意するのは、ここで「DV Video Encoder」を選ぶと、キャプった物をプレビュー処理して再びDVエンコードするため、著しく画質が劣化します。
--マルチプレクサ
---AVI2-MSを使用する場合は、デフォルトでOK
---AVI2-独自を使用する場合は、サンプリング周波数処理を「実測値」にしないと48kで撮った音声が間延びします。
*編集
キャプチャーまではDVから録画してる限り、解像度720*480で29.97fpsのインターレース有り、32Kか48Kの音声と決まってるので、誰がやっても同じです。
しかし、その先の処理は人によって違います。
基本的に、「時間と容量と手間」に合わせて「品質」を落して行きます。容量が気にならないなら、DV形式のままCMをカットして保存しておきゃーOKです。
今回は、大体TV放送のアニメ1話が200Mくらいに収まるくらいを目指してみます。
画像をMicrosoft MPEG-4 Video Codec V2 480*360, 23.976fpsで、音声をMPEG Layer-3, 48KHz, ステレオ, 128Kbpsで作って行きます。
CMカットの編集はTMPGEncで行います。
編集を始める前に、後程TMPGEncのVFAPIを使いますから、「設定(O)-TMPGEnc.vfpをVFAPIに登録する」を有効にしておきましょう。
**TMPGEncの設定
それでは、TMPGEncにDV形式のファイルを読み込ませ、設定ボタンを押して、ビデオの設定をします。
-ビデオの設定
--アスペクト比4:3になるように、サイズを480*360にします
--フレームレートは、29.97fpsを24fps化(30fps->24fpsの変換)するので23.976fpsに設定
この後フィルタ等をいじった時に、フレームレートなどが変わってしまう事があるので、ロックをかけておきましょう。
サイズやフレームレートの部分をクリックすればロックがかけられます。
-ビデオ詳細の設定
--画像ソースは、「インターレース」「ボトムフィールドが先」「4:3 525 line (NTSC, 704x480)
--画像配置方法を画面全体に表示にします
--フィルタでインターレース解除を「偶数・奇数フィールド(フィールド・アニメ適応)」で有効にします。
''インターレースについて''
TVはひとつのフレームに2つの画像(フィールド)が含まれています。
一番上の走査線を含むフィールドをトップフィールドと呼びます。
一番下の走査線を含むフィールドがボトムフィールドです。
偶数フィールド・奇数フィールドと呼ぶ場合は、注意が必要です。
ラインを1〜480で数えるか、0〜479で数えるかで、意味が違います。
一般的には前者のため、トップフィールドを奇数フィールドにあたりますが、
TMpegEncの場合は後者のため、トップフィールドは偶数フィールドになってしまいます。
その2つのフィールドのどちらを先に表示するのかが、フィールドオーダーです。
DVはボトムフィールドが先(フィールドオーダーA)で、
DVDはトップフィールドが先(フィールドオーダーB)です。
次にクリップ枠のフィルタの設定をします。
DV形式の画像は720*480ですから、そのままではアスペクト比が4:3になりません。
DVD等も720*480ですが、アレはピクセルが正方形じゃないのアスペクト比は4:3になります。
DV形式はピクセル比が1.0なので、アスペクト比を4:3にするために左右を40ピクセルづつ削ります。
フィルタのクリップ枠で、左と右をそれぞれ40ピクセルに設置すると、クリップ後のサイズが640*480になるはずです。
先程設定した画像配置方法が「画面全体に表示」になっていないと、正しいアスペクト比にならないので注意してください。
今後同じ設定でaviを作るなら、この設定をセーブしておいたほうが良いと思います。
**CMカット
次にソースの範囲フィルタで余計な部分を削ってしまいましょう。
本来、24fps化のフィルタを使えば綺麗に24fps化できるのでしょうが、時間が掛かるしVFAPI経由だと「エンコード時に実行」オプションも無意味になるので、使いません。
*音声の出力
画像のエンコードはVFAPI経由で行うので、「ファイル(F)-プロジェクトの保存」で保存します。
次に「ファイル(F)-ファイルに出力-WAVEファイル」で音声を出力します。
この時、48KHzのmp3形式で出力できるなら、mp3形式のWAVEにしてしまいましょう。
出来ないときは、PCM形式で出力後、他のツールでmp3形式のWAVEにしてください。
ココまでで、TMPGEncのプロジェクトファイルと、mp3形式のWAVEが出来ていると思います。
*映像のエンコードと音声との合成
なぜ、画像と音声を別々に作成しているかというと、Microsoft MPEG-4 Video Codecにはバグがあるらしく、普通に作成すると通称ベリノイズといわれる、四角いノイズが現れます。
このノイズは、2パス圧縮をしてくれるNundubというツールを使えば避けられます。
実際にはエンコードとデコードを行い、ベリノイズが発生したら、再エンコードするという処理をフレーム毎に自動でやってくれるようです。
Nundubは、2パス時の解析にDivX4を使うようなので、インストールしておきましょう。
Nundubの設定は、フィルタは無し、フレームレートも変更無しです。
オーディオから先程作成しておいた音声を指定します。
あとは、ビデオのCODECの、設定で出力CODECをと、ビットレート計算でaviのサイズを決めます。
最後にTwo Pass...で出力して終りです。
*リンク
:ふぬああ:http://www.moemoe.gr.jp/~hunuaa/
:AviUtlの部屋:http://ruriruri.zone.ne.jp/aviutl/
:TMPG Enc Net:http://tmpgenc.net/index.html
:もりのみやこ:http://www.nnet.ne.jp/~hi6/index.html